「イイ奴、優秀な奴から先に死んでいく」とは良く言ったものだ。が、「なんであいつが…」というような訃報の他に、(世間一般では)どうでもいい、埋もれた誰かの死が数多くあるのもまた事実であって、結論から言うと、訃報が行き渡る速度の違いで、「なんであいつが…」と思われることのない人間の訃報は、行き渡る範囲も狭く、速度も遅く、死んだところで誰もなんとも思わない。なので「イイ奴から云々」となるんだろう。なんて大分強引な事を考えてみたりした。
一番好きな「東京ゴッドファーザーズ」は普段アニメ見ない人にも薦められる、稀有な良作だった。他に見たのは「千年女優」と「パーフェクトブルー」。「パプリカ」はまだ見てない。「東京ゴッドファーザーズ」のオープニングは今まで見たアニメ映画の中で最高の導入だった。あれを見ただけでもう何かが違うってのを感じさせられた。本当に惜しい人を亡くした。なんてこったい。
優秀な人間が死んだあとの残り滓みたいな社会で、残り滓みたいな自分に一体何ができるっつうんだ。
